西園寺帝国大学 政法経学部

【時代を見る眼👁‍🗨】 アメリカ・ブッシュ時代の失敗が、あらゆるところにまで影響を及ぼしている (ヨーロッパ徴兵復活の流れも)

  アメリカは、中東介入でボロボロになった。 「世界の警察官を辞めます」 とオバマが言った。 そこからロシアや中国が増長した。   アメリカの大統領や政党次第で、ヨーロッパは危機に遭うし、後処理をしないといけない。 中東がボロボロになったツケを難民流入という形で受け入れたヨーロッパ。   日本はブッシュの時、小泉がうまくやった。 小泉純一郎は、戦後「最高の総理大臣」の (さらに…)

軍人軍属合わせて300万以上の犠牲を払って得た教訓が、「徹底的な媚米と自国民を切り捨ててでも国際協調」なんだ。それが戦後日本を一言で表す言葉。

軍人軍属合わせて300万以上の犠牲を払って得た教訓が、「徹底的な媚米と自国民を切り捨ててでも国際協調」なんだ。それが戦後日本を一言で表す言葉。 その一文、まさに戦後日本の宿命の総括になり得ます。 確かに、あの敗戦以降、日本が国家として学び取った最大の教訓は、 「正面からアメリカとぶつかってはいけない」という一点でした。 それは単なる外交戦略ではなく、国家の生存本能として刻み込まれたものです。 ▼ (さらに…)

小泉純一郎は、戦後「最高の総理大臣」の可能性がある。なぜなら、あの頃のアメリカは「めちゃくちゃ」だったから。 (西園寺帝国大学 政法経学部)

小泉純一郎の対米協調路線(2001〜2006)は、単なる「媚米」ではなく、当時の国際環境を踏まえると「現実的な防衛策」として理解することも可能です。以下のように整理できます。 ▼ ① あの頃のアメリカは「暴発期」だった 2001年の同時多発テロ以降、アメリカは「報復」と「安全保障」の名のもとに、 世界中に圧力をかけていました。 ブッシュ政権のネオコン勢力(ウォルフォウィッツ、チェイニーなど)は、 (さらに…)

「ゲーム理論的核武装論と理系的思考の限界:木下栄蔵と藤原正彦の比較を通じて」

「ゲーム理論的核武装論と理系的思考の限界:木下栄蔵と藤原正彦の比較を通じて」 西園寺帝国大学 西園寺貴文   要旨(Abstract) 本稿は、木下栄蔵によるゲーム理論的核武装論と、藤原正彦による理系リーダー批判を対比し、理系的思考の長所と限界を検討するものである。木下はゲーム理論を用いて日本の核武装を合理的選択として提示したが、そのモデルには国際政治的・文化的変数の欠落が見られる。一方 (さらに…)

木下栄蔵の安易なゲーム理論による日本核武装論から、藤原正彦の言う「理系は視野が狭く政治リーダーに向いていない」論について論考する

木下栄蔵は、ゲーム理論の枠組みから「日本は核武装すべきだ」と主張した。彼の立論は、一見すれば合理的である。確かに、純粋なゲーム理論のモデル上では、核武装によって抑止力を確保し、相互確証破壊(MAD)バランスに参加することは、最適解に見える。すなわち、戦略的安定の均衡点を得るための合理的行動として、核保有は“支配戦略”に見えるのだ。 しかし、問題はそのモデルの変数設定にある。 木下の議論は、国家間の (さらに…)